
中1の2学期の中間は分岐点。ABCが書けたら100点近くとれるテストから3単現、Be動詞と一般動詞がミックスした問題が出題されてきます。過去に中2からお預かりした生徒さん。ワークにしっかりと取り組んで単元ごとの問題はパーフェクトにこなして来ましたが、受験や北辰問題になると点数がなかなか上がらない。その時に、現在完了や受動態といった単元ごとのワークはできるんです。そのパターンが同じだから。でもすべてがごちゃ混ぜになって出されるとどれを使っていいのかわからないんです。と彼が言いました。中2の2学期からお預かりしたので文法の指導が中心となってしまいました。そんな教室を始めて間もない苦い経験から、高学年から預かった生徒さんにも絵本の暗誦をしてもらう事に決めています。夏のLAで再会したH君(高2からお預かりしましたが)にも絵本を暗誦してもらっていました。入会当初の彼の英語の読みは本当にひどかったです(笑)が、留学に向けて文法にフォーカスを当てるのではなく、英語に丸ごと触れるようなレッスンをしていくうちに、高3では英語のスピーチコンテストに出場。頑張ってスピーチをまるごと暗誦して入賞しました。応急処置として文法の演習問題は有効ですが、それだけでは行き詰る。
そんな体験から、今の中1のレッスンでも絵本の暗誦をしています。そして先日のレッスンではWe, The woman, I, They, She, Maryなどの主語が混ざった一般動詞の肯定文を否定文にする問題を出しました。すると・・・数人の生徒さんが全ての答えにdoesを使っていました(笑)私のクラスではそんな簡単な問題は出さないよ。今日は3単現のワークです、次は進行形みたいな学校のワークみたいなことは極力やらないからね。と伝えました。ええ~~~~そんなぁ~~~と笑っていましたが、あ、そうか!Iは私だから違った!と書き直していました。遠回りのように一見思える英語の習得方法なので点数が上がらないと意味ないんです!と塾に移っていかれた生徒さん(親御さん)が何人もおりましたが、テストの点数を上げることが目的と英語を一教科として捉えるのなら正しい選択なのでしょう。でも私は海外短期留学の引率で中国人やロシア人、ブラジル人が英語でコミュニケーションをそつなくこなすのを目の当たりにして、彼らのような英語力を身に付けて欲しいと更に切に願うようになりました。西洋人に日本人は馬鹿にされるとよく言いますが、例えばプライドの高いアメリカ人にはこちらが下手に出るような言葉で話す事で、彼らの態度が一変したりするのです。そうした事を体験されたら英語で外人とコミュニケーションを取ることが本当に楽しくなりますよね。前回の引率ではブラジル人の大富豪たちの短期留学ツアーが終わってから私たち日本人がノースリッジカレッジに到着しました。何かの手違いで彼女らの使ったバスルームが掃除されていなくて、目も当てられないほど。。。自分の仕事しかやらないアメリカ人のスタッフがクリーニングの仕事をするわけがない。なので私が4つの目も当てられないようなバスルームを掃除しました。それだけでも大クレームものだと思うのですが、ある日のエクスカーションに違う場所に連れて行かれました。その時に私の怒りはマックスになっていたのですが、冷静になり、ものすごく下手に出ました。すると、数日後のフリーの時間に、君たちはグリフィス天文台に行くはずだったので、今日行くことにしますとスタッフ長自ら車を出してくれて夜景を観ることが出来ました。あちらのミスを指摘するのではなく、柔らかな言葉で伝える。どんな言語においても必要だとは思いますが、プライドの高いアメリカ人が動いてくれた事は意外でした。
話は逸れましたが、一人をも多くの日本人が世界の人々と楽しくコミュニケーションが出来るようになって欲しいと思っております。