
ロサンゼルスのサマーキャンプで・・・
徒歩20分かかるプライベートハイスクールでのESLクラスがありました。歩くのが嫌だからタクシーを呼んでくれと言っていたエジプト人の中学生。君ひとりのためにタクシーを呼ぶ事はできないと言われたら、じゃー僕がお金を払うから150人全員のためにタクシーを呼んでくれと・・・絶句・・・
スペイン人はとっても陽気で楽しい。そんなスペイン人とエジプト人と一緒の部屋になった日本人の中1男子が半泣き状態で、部屋を変えてほしいと訴えて来ました。部屋では音楽をマックスの音量で聞いているし、部屋中お菓子が散乱していて足の踏み場がないと。とりあえず、ルームメートに寝る時間には、聞いている音楽のボリュームを小さくしてほしい、部屋を散らかしたら片づけてほしいと自分から言ってみてと一日様子を見ました。
それでも彼は限界に。2日目には現地のカウンセラーに相談して、彼は小6のメキシコ人との日本人の部屋に移動になりました。
ベッドの関係で、スペイン人とエジプト人の部屋と小6の二人の部屋を交換することになって、私たちも荷物運びの手伝いに。そして部屋を見て驚きました。たった2日なのに、ジュースは床にこぼれている。ベッドやカーペットにはお菓子や下着や買ったものが散乱していて、これでは大変だったなぁと思いました。 これは日本人サイドに立った意見です。
数日後、そのエジプト人たちのいるクラスに見学に行き、レッスンを後ろから拝見していました。形容詞を使って自分が持っているものを説明するという授業でした。クラスは日本人が8割。なので日本人メインの授業になってしまう=エジプト人たちにとってはボーリング

彼らは話すのにとても時間のかかる日本人の発表を聞いているうちに居眠りをしてしまい、先生に態度が悪いと叱られていました。それを見て、いつも日本人サイドの考え方で物事が進んでいる気がして、果たして彼らは居心地が良いのか?と思ってしまいました。確かに居眠りをするのはよくない事ですが、英語でコミュニケーションを普通にできる彼らにとってはスローな日本人とのレッスンはとても退屈なのは当然なのでは・・・エジプト人の生徒のおうちには車のためのおうちがあって、自宅には家政婦が4人いるそうで、掃除をした経験なんてないのでしょう。だからあんなに散らかった部屋にいても家政婦がやってくれるからというのが当たり前で、自分がやらなくてはならないとは思わないのだろう・・・お金があることが幸せなのか不幸せなのか・・・
エレベーターで行き会ったそのエジプト人たちに、あなたたちにとってはさっきの授業は簡単すぎてつまらなかったよね?というと、うん、退屈だった。と言っていました。日本人は怠けているわけではなく英語を話すことがあなたたちより難しいかのよね。ごめんね。それなのに叱られて気の毒だと思ったよ。と伝えました。すると彼らは、That's ok. We know that.と笑顔で答えてくれてホッとしました。
住む国が違えば、習慣も生活も言語もすべてが違うのが当たり前。そんな外国人と一緒に協力してお互いが楽しめるようにレッスンを考えるのは大変だろうなと思いました。それでも、相手の立場を理解し、相手の立場に立っていくところに、お互いがお互いのいいところを受け入れ、違うところを認め合えるのではないでしょうか。自分と違う国で生きている人たちを理解する・・・この生徒さんにとっていい勉強になったのではと思います。
帰国の飛行機の中で、外国人と2週間過ごしてどう思った?と尋ねると、
かなり色々な性格の人がいたけど、でも国が違っても人間ってそんなに変わらないんだなぁと思いました。という答えが返ってきました

素晴らしい体験をされたなぁと思い、私も救われました。色々大変だったと思うけど、彼は相手を許容できたのだと思います。
楽しかったなぁ・・・・今となってはいい思い出です。あの時は本当に毎日救いを求められて大変でしたが(笑)
相手を受け入れることが出来たら、どんな週習慣や風習の違う国の人とも繋がっていけるのではないかと強く思った出来事でした